文京区の保育園内定指数をTableauでマッピングしてみる その2

こんにちは。

先日は文京区の保育園内定指数をマッピングしてみました。 今回は前回のデータを元に町域のマッピングや、年齢や年度が比較ができるダッシュボードをTableauで作りたいと思います。

流れとしては以下の通りです。

  1. 町域のマッピング
  2. 保育園内定指数の比較ダッシュボード作成
  3. 町域の比較ダッシュボード作成
町域のマッピング

前回は保育園毎にマッピングしましたが、地域的な傾向を知りたい、などもあると思います。 そこで郵便番号ベースの町域情報を使ってマッピングしてみたいと思います。 やり方は前回の保育園マッピングとほぼ同じです。 違いとしては、以下の通りです。

  • 内定指数(数値のみ)を作る ※INT([内定指数])
  • 郵便番号をマークの詳細に持ってくる
  • 郵便番号基準地域をマークのラベルに持ってくる
  • 内定指数(数値のみ)をマークのラベルに持ってくる
  • 形状の「〇円」のサイズを少し大きくする

すると以下のようなマッピングが作れます。 例えば2020年の1歳だと、西片・千駄木・湯島が27.3とかなり内定指数が高い地域となっています。 f:id:kei_t__0107:20210108183505p:plain

ただし、このままだと内定指数を数値のみにしてるので、「定員割れ」「1名のみ」「空きなし」などは反映されません。 こちらをこの地域の丸の中に入れても良いのですが、町域名+3つの数字が並ぶと大分Busyになってしまうので、別途横に棒グラフをいれて対応したいと思います。

  • 「定員割れ比率」を作る⇒ 定員割れ数:IF [内定指数]="定員割れ" THEN 1 ELSE 0 END を元に、SUM([定員割れ数])/COUNT([内定指数])
  • 「1名or空きなし比率」を作る⇒ 1名or空きなし数: IF [内定指数]="(1名)" or [内定指数]="空きなし" THEN 1 ELSE 0 END を元に、SUM([(1名)or空きなし数])/COUNT([内定指数])

出来上がりが以下のダッシュボードになります。 パラメーターを年度や年齢で入れ替えると左のマッピングも右のグラフも同時に変わります。 こうしてみると、千駄木は内定指数も高く、1名or空きなし比率も高い、本当の激戦地域というのが一目でわかりますね。 こういうのを見ながら、引っ越しの検討の際などに狙い目のエリアを探すというのもありかなーと思います。 f:id:kei_t__0107:20210108184851p:plain

実際に操作してみてみたい方はこちらをご覧ください。

※見づらい場合はこちらでもご覧いただけます https://public.tableau.com/views/_ver2_16100996946850/sheet0?:language=ja&:display_count=y&publish=yes&:origin=viz_share_link

保育園内定指数の比較ダッシュボード作成

例えば2020年の1歳のデータを見たとき、過去の2019年や0歳と比較したい、などが出てくると思います。 なので、今回は2つのマッピングデータを比較できるようにしたいと思います。 単純に2つのマッピングシートを並べれば良いかと思うのですが、パラメーターを変えると両方ともデータが変わってしまいます。 なので、2つのパラメーターを作って、それぞれのシートのパラメーターを設定できるようにします。

作ってみると、以下のような形になります。(2020年1歳と0歳の比較:上は1歳、下は0歳) 0歳の方が薄い色の点が多く、明らかに0歳の方が入りやすいことがわかりますね。 やはり一覧で比較できるとわかりやすいです。 f:id:kei_t__0107:20210108222749p:plain

1歳での2019年・2020年を比較してみます。 あまり大きな違いはすぐにはわかりませんが、駒込駅近辺や江戸川橋駅近辺(青枠で囲ったところ)は20年に色が薄くなってます。 この辺りは少し入りやすくなってるのかもしれないです。 f:id:kei_t__0107:20210108223606p:plain

このように2つのプロットを比較すると、より狙い目や厳しい状況のエリアや保育所が見えてきますね。

実際に操作してみてみたい方はこちらをご覧ください。

※見づらい場合はこちらでもご覧いただけます https://public.tableau.com/views/_ver2_16100996946850/sheet4?:language=ja&:display_count=y&publish=yes&:origin=viz_share_link

町域の比較ダッシュボード作成

上記のような比較ダッシュボードを一番上で作った町域のマッピングでもやってみました。

1歳での2019年・2020年も比較してみます。(左が2019年、右が2020年) 全体的に下がってますが、特に本郷・本駒込・関口で大きく下がってます。 f:id:kei_t__0107:20210108225628p:plain

実際に操作してみてみたい方はこちらをご覧ください。

※見づらい場合はこちらでもご覧いただけます https://public.tableau.com/views/_ver2_16100996946850/sheet8?:language=ja&:display_count=y&:origin=viz_share_link

いかがでしたでしょうか? 感想などありましたら、コメントに記載いただくか上記のTableau・Publicからコンタクトくださいませー。 ではでは。